ティーカッププードルとは?

プードルは、非常に古くからヨーロッパ各地にいることが確認されている歴史ある犬種で、主にフランスが原産です。もこもこの見た目からは意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、泳ぎの得意な犬種。

プードルは4つのサイズ分類に分かれており、大きい順に「スタンダード・プードル」「ミディアム・プードル」「ミニチュア・プードル 」「トイ・プードル」となっています。

ティーカッププードルは2000年頃から登場した犬種で、ご紹介したプードルの4つの種類よりもさらに小さい種類です。ティーカップサイズは、まだ正式なサイズ分類と認められてはいません。

男の子も女の子も体高23cm以下・体重は2.7kg以下で、生後6カ月〜7カ月程で成長が止まります。飼育の難易度が高く、繁殖が不安定のためなかなかショップで見かけることができません。

世界的にこの小さなプードルが「ティーカッププードル」と呼ばれるようになった理由は、アメリカの雑誌でティーカップに入ったプードルの写真を紹介されたためです。

ティーカッププードルにはさまざまな毛色があります。
・ブラック
・ホワイト
・レッド
・アプリコット
・ブラウン
・シルバー
・クリーム など
ブラック、ホワイト、レッドがよく見られる毛色です。濃い毛色は成長する過程で、少し淡くなる場合もあります。レッドやアプリコットは、非常に人気の高い毛色で特にアプリコットはなかなか出会えません。

ティーカッププードルの性格

ブリティッシュコロンビア大学の研究によると、プードルはとても頭の良い犬種で、知能の高さは全ての犬種の中で2位といわれています。賢いぶん最初のしつけが大切で、「怒られなければイタズラしても大丈夫だな」と考えて行動することもあります。

人懐っこいだけでなく、他の犬にも友好的な性格です。遊ぶことが好きですので、日々のお散歩や遊ぶ時間を充分に確保してあげると良いでしょう。ただし、体が小さいため体力はあまりありませんので様子を見ながらほどほどにしてください。

毛色によっても性格の違いが出ることもあり、レッド系は元気で明るい性格、ホワイト系は甘えん坊、ブラックは落ち着いた性格である傾向が高いです。

ティーカッププードルのお世話

まだ生後まもなく、体が小さいうちはワクチン接種が受けられないこともあるため、さまざま伝染病を防ぐために室内で運動させてあげたほうが良いでしょう。その場合、骨格の成長のため日光浴をしてあげることを忘れないように注意してください。

小型犬の子犬の場合、出されたフードを全て完食しないケースも多いです。食べないからといってすぐに片付けてしまうと、食事量が不足してしまう可能性があります。

食事の回数を増やしたり、食べなくなって遊び出したとしてもしばらくの間出しておくなどすると、後で食べてくれることがあります。
子犬の頃の食事量が成長後の毛並みや健康に影響してきますので、食事管理はしっかり行うことが大切です。

ぬいぐるみのようなふわふわ感を保つためには、毎日のブラッシングが欠かせません。1日に数回行うと良いでしょう。特にお散歩など活動した後は毛が絡まったり、汚れがついている場合があります。

ティーカッププードルを飼うときの注意点

まず、お迎えする時の注意点として、小さく見せるために長期間低カロリーのフードを与えたり食事制限をすることで、ティーカップサイズに見せて販売しようとする悪徳業者もいます。中には未熟児で健康面に不安があるプードルを健康なティーカッププードルと偽って販売していることもあります。

そのため、写真だけで決めずに信頼できるショップかどうかを確認した上で選ぶことが大切です。

ティーカッププードルの寿命は12〜15年で、小型犬の平均寿命と同じです。しかし、体が小さいため、他の小型犬に比べて怪我や病気にかかりやすい傾向があります。

体が小さいぶん骨も細いため、ちょっとした段差などで脱臼や骨折をしてしまう恐れがあります。プードルに多い病気としては、免疫介在性溶血性貧血・クッシング症候群、糖尿病などが挙げられます。

お迎えする前に、ご自宅のフローリングの上にマットを敷いて滑りにくくしたり、段差を減らしたりと、ワンちゃんが活動するスペースを整えておくと良いでしょう。

また、日々の食事は年齢に合ったバランスの良いフードを選んだり、適度に遊んだり散歩することで健康に過ごすことができます。

当店では、ティーカッププードルのお迎え準備から日々のフードやワンちゃんグッズのご紹介まで行っております。ティーカッププードルをお迎えするにあたって、不安なことがございましたら、なんでもご相談くださいませ。